最近「センシング」という言葉を耳にする機会が増えていますが、「実際には何を計測し、どのように活用しているの?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
「センシングとは何か?」という基本について知りたい方は、過去のMN『センシングデータ活用ワークショップのご紹介』をぜひご覧ください。
アスカカンパニーでは、工場内の設備や生産ラインにさまざまなセンサーを設置し、温度・電力・圧力・流量・振動などのデータをリアルタイムで取得する「センシング技術」を導入しています。
さらに、取得したデータを蓄積・可視化するだけでなく、IoTやデータ解析技術を活用して傾向や異常を分析することで、省エネルギーの推進や設備故障の予兆検知、品質の安定化など、製造現場の改善へとつなげています。これらを組み合わせることで、勘や経験だけに頼らない、データに基づくものづくりを実現しています。
今回は、チラー(冷却装置)のセンシングによる最新の省エネ改善事例をご紹介するとともに、先日開催した「センシングセミナー」の様子もあわせてお届けします。
ぜひ最後までご覧ください。
データを可視化してAIで解析!チラーの電力量を最大16.7%削減
プラスチック成形において、熱い樹脂を冷やして製品を固めるための「チラー」という冷却装置は欠かせない存在です。
弊社の工場では、屋外にある冷却塔からの水を使ってチラーを冷やしています。
今回、2つの工場の「冷却水温」のデータをセンシングしてモニタリング・比較したところ、グラフの波形に大きな違いがあることが判明しました。

水温をモニタリングすると、冷却塔ごと設定と水温の差が見られた
「どちらの工場データ(設定)が、よりエネルギー効率が良いのか?」
この課題に対し、蓄積したデータをもとにAIを活用して改善策を模索しました。

AIにグラフデータを分析させ、可能性の高い方法を提案してもらう
AIからのアドバイスを基にチラーの設定を最適化したところ、冷却水の温度が安定し、冷却塔をより効率的に稼働させることに成功。
その結果、設定変更前と比べてチラーの電力量を最大16.7%も削減することができました!

設定変更で冷却水の水温が安定したこともモニタリングできている
このように、工場の設備にセンシングを導入して「見えなかった問題」をデータで可視化することは、確実なコスト削減やエネルギー効率の向上へとつながることが分かります。
実例を見て、疑問を解消!「センシングセミナー」を開催しました!
アスカカンパニーでは、自社工場で培ったこれらのノウハウを皆様に共有するセミナーやワークショップを提供しています。
先日開催したセミナー当日の様子を少しご紹介します。
- 工場見学&事例紹介
まずは会社紹介の後、実際にセンシングがどのように現場で稼働しているのか、実機やデータ画面をご覧いただきました。 - 座学講習
データ活用の考え方や、導入のステップについて解説しました。 - 技術相談会(意見交換)
お客様から事前にいただいていたセンシング導入への疑問や、自社の課題についてざっくばらんに意見交換を行いました。
参加されたお客様の声
ご参加いただいた皆様から、大変嬉しいお声をいただきましたので一部ご紹介します。
- 実際に環境を構築し現場で活用している方々のお話を直接聞けたことで、自分たちがなんとなく想像していた内容との擦り合わせができ、これから目指す道の先が定まってきたように思います。
工場内の見学もとても参考になりました。 - 自社で導入しようとしている事例について、具体的な話を聞くことができた。
- 分け隔てなく質問にご回答いただき、大変貴重なご意見・ノウハウをいただくことができました。
- 各部門で問題解決のアプリを作っていくなど、自社にはない風土の会社だと感じました。
貴社に合わせたカスタマイズも可能です
アスカカンパニーのセンシングワークショップは、弊社にお越しいただくだけでなく、お客様の実際の製造現場にお伺いして開催するなど、ご要望に合わせたカスタマイズが可能です。
「自社の工場でも省エネや可視化を進めたい」「どこから手をつければいいか分からない」という企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
次回もお楽しみに!




