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スパウト溶着テスト機導入で提案力強化!【ASKA MARKET NEWS 2025年08月号 第366号】



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スパウト溶着テスト機導入で提案力強化!【ASKA MARKET NEWS 2025年08月号 第366号】

いつもマーケットニュースをご覧いただき、誠にありがとうございます。
アスカカンパニーでは、お客様への提案スピードをより一層高めるため、以前にもご紹介した『開発用モールド』を軸に新たなスパウトパウチ開発体制を構築しています。
今回、より早くお客様の希望する形状や機能テストを実現させるためスパウト溶着テスト機を導入し、スパウトやキャップの成形品の形状だけでなく、実際に内容物を入れてテストができるスパウトパウチによる提案を可能としました。

導入されたスパウト溶着テスト機は、手動で稼働するものとなります。
手動のため、溶着できる個数は制限されるものの、袋の形状や形などに左右されにくい自由さがあります。
このスパウト溶着テスト機にて、弊社のスパウトと溶着したサンプルをご提供することで、以前はスパウトやキャップ単体を持ってお客様に提案して、実際にどんな形で使用するのか?が分かりにくかった部分が、明確に『こうやって使える』という提案ができるようになりました。
また社内でのスパウト形状と溶着の不具合の関連性の確認やスパウトパウチとしての機能性の評価など、新形状のスパウトの開発を後押しする機器です。
この機械は試作用の機械のため、こちらの溶着テスト機にて実際にお客様に販売する製品を提供する、ということは難しく、あくまでも実際の製品に至るまでの『試作用途』となります。

 

 

使いやすさまで見える提案を

溶着テストが可能となったことで、スパウトパウチの形状でお客様に提案することが出来るようになりました。
弊社の製品の特徴の一つに『機能性ヒンジキャップ』があります。
スパウトパウチにお客様が使用される内容物や容量に近いものを準備し、吐出量を調整できる『吐出調整弁』の機能を実際にお客様の前で試して見せる・・・といったことが可能になりました。
キャップの開けやすさ、パウチの持ちやすさ、スパウトの位置等等、細かい部分まで実物にてチェックいただけるため、より柔軟にお客様の求めるものを理解する提案を行うことが出来ます。

ASスパウトシリーズたち

さまざまなスパウトパウチを提案可能に

短期間のスパウト開発を可能にする『開発用モールド』

弊社には3Dプリンターによるモデル形状確認が出来る体制がありますが、スパウトパウチとして溶着できるかどうかなどの機能性確認を行うためには、金型を製作し、実際の樹脂によって成形した成形品が必要となります。
ただ、金型製作には何か月かの長い期間が必要となるため、開発用モールドという短期間で機能性が確認できる成形品を提供できる仕組みを立ち上げました。
この仕組みを用いれば、最小で2週間程度で溶着が可能な成形品を形にすることが可能です。

開発用モールドの詳細についてはこちらのMNを参照ください
樹脂によるアジャイル金型サンプル
開発用モールド製作のご紹介【ASKA MARKET NEWS 2025年07月号 第365号】

いつもマーケットニュースをご覧いただきありがとうございます。 アスカカンパニーでは開発スピードを上げるために開発用モールドという金型を用いた開発を行っております。 今回はその開発用モールドでもラピッド ...

 

スパウトパウチ試作までも素早く対応できる仕組み

弊社はもとより自社で金型設計・製作を可能としているため、開発用モールド製作といった金属加工が可能です。
スパウトパウチ溶着を行うためには、溶着部分に合致した溶着プレートが必要です。
新しい形状のスパウトが出来た場合、合わせた溶着プレートを作成する必要がありますが、社内で溶着プレートの製作が可能ですので比較的短納期で対応することができます。
設計担当グループの中に加工担当者がいるため、開発中のスパウト形状が修正されてもすぐに追従し、溶着されたスパウトパウチのサンプルをお客様にすぐ提供できる体制が整っています。

今回ご紹介させて頂いたスパウトパウチ溶着とスピード感のあるスパウト開発の手法を用いて、お客様の希望されるスパウトパウチのイメージを形にさせていただきますので、是非お問い合わせください!

 

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