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M-Cleaning(金型クリーニングシステム)のご紹介(ASKA MARKET NEWS 2017年12月 第271号)

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M-Cleaning(金型クリーニングシステム)のご紹介(ASKA MARKET NEWS 2017年12月 第271号)

金型内部の手が届かない部分の樹脂や汚れを、金型に傷をつけずに除去する高温処理クリーニングです

今回のマーケットニュースは、弊社のMクリーニング(金型クリーニングシステム)について、10年以上にわたるノウハウを少し詳しくご紹介させて頂きたいと思います。
下の写真はミキシングノズルをワイヤー放電とウォーターカッターで切断してみたものになります。
写真左側のノズルが生産終了後、右側のノズルがMクリーニング実施後のノズルです。
生産終了後の分ではノズル内に樹脂がある状態です。

Mクリーニングでは、このように酸化還元方式で、金型内にある樹脂を根こそぎ分解除去し、通常手作業ではメンテナンスができない箇所まで徹底的にクリーニングを致します。
弊社のクリーニングプロセスの要であるクリーニングオーブンは2017年から2台体制で稼働しております。

Mクリーニングの概要

汎用プラスチックであるPS・PP・PEなどは炭素・水素を主体に構成されています。
これらの有機物をクリーニングオーブン内で摂氏500度近い温度を雰囲気温度として高熱処理を行い、酸化還元方式で、金型の隅々に付着した樹脂カスや油カスなどの有機物を、水と二酸化炭素に分解し根こそぎ除去を行います。通常のメンテナンスでは目と手が届かない複雑な流路内なども、クリーニングを行うことができます。
また高熱処理で発生するガスは、排出前の工程において、高熱バーナーを通過する為、無煙・無臭で水蒸気と二酸化炭素だけに分解されたクリーンな状態で大気に放出されます。
しかも、弊社では、クリーニング実施後、専門のスタッフがファイバースコープ(内視鏡)でクリーニング状態を確認し、整備精度を上げる取り組みを致しております。またドライアイスによる高圧洗浄装置による洗浄もMクリーニングをサポートしています。

マニホールドノズル部分 洗浄前

マニホールドノズル部分 洗浄後

 

 

マニホールドヒーター背面 洗浄前

マニホールドヒーター背面 洗浄後

 

 

お客様からお預かりした事例で、樹脂漏れ原因を突き止めたこともあります。
漏れの原因は、金型の組み間違いということもありました。組み間違いと言っても、レベルの高い組み間違いです。漏れた樹脂をきれいに取り去ることができるからこそ分かったことです。

48個取りマニホールド、ホットハーフ、スクリューヘッド、ミキシングノズル、スタティックチューブ、押し出し成形用金型、ギアポンプ、パリソンパーツ etc…

 

10年間以上で、色々な金型クリーニングのお手伝いをさせて頂いております。
ここではお見せできない事例については、営業担当からご説明をさせて頂きます。

わかりやすくマンガで異物クリーニングについてご説明しております。
ぜひ営業担当までご連絡を!

アスカカンパニーの金型クリーニングの凄いところ

  • 摂氏500℃の雰囲気温度で高熱処理。手が届かない流路の中も根こそぎ分解処理します。
  • 高熱処理なので、金型を傷めません。
  • 樹脂サンプルを送って頂ければ、クリーニングの可否を事前確認致します。
  • クリーニング後は内視鏡を用いて、クリーニング完了状態を確認します。

 

弊社では金型クリーニング、ホットランナー部側のクリーニングについて、ご相談、お試しのテストクリーニングのご相談を承っております。
ぜひ弊社営業まで一言お声をかけていただければ幸いです。

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