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ライスレジン®のご紹介(ASKA MARKET NEWS 2021年1月号 第308号)

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ライスレジン®のご紹介(ASKA MARKET NEWS 2021年1月号 第308号)

国産のバイオマスレジン ライスレジン® での プラスチック試作成形の取り組み

いつもマーケットニュースをご覧いただきありがとうございます。
弊社では日々最新技術のサーチに努めており、今回はライスレジン®のご紹介をさせていただきます。

ライスレジン®とは?

・ライスレジン®は、食べられないお米、非食用の「資源米」等を原料としたバイオマスプラスチックです。
・オレフィン系樹脂との相溶性がよく、加工適性に優れ、幅広い用途で成形が可能。
・バイオマス特有の優しい風合いが特徴で、原料の機能が樹脂に影響し、多様な効果を発揮します。

メリットは?

ライスレジンに使用される米について

純国産バイオマスプラスチック・・・石油相場に左右されない国産バイオマスで安定供給も。

実際に、バイオマス度70のライスレジン®樹脂で、射出成形品で試作をしてみました。

実際の試作品

ライスレジン無しとライスレジンありの成形品

左がPP(ポリプロピレン)100%で成形したもの。
右はPP:ライスレジン(お米70%)=25:5=83.3%:16.7%の配合で希釈したもの。
実際のお米の割合は11%になります。

ライスレジンを入れて成形した成形品

マスターバッチを混ぜて、木質感を出してみました。ライスレジン®の自然な質感も合わさって、より優しい風合いになりました。

 

ヒンジキャップでも試作してみました。

 

ライスレジンでの試作ヒンジキャップ

左がPPにマスターバッチを添加したものになります。
右は先ほどと同様にお米率11%になるように、PP:MB:ライスレジン=25:1:5(実質の割合80.6%:3.2%:16.1%)で成形しました。
写真ではお伝えできないですが、ヒンジキャップのパッチン感も損なわれずに成形できました。
微妙にお餅のような匂いがするのも、ライスレジン®ならではです。
アスカカンパニーでは、環境に配慮した樹脂での成形も色々と試しております。

 

ご協力: 株式会社バイオマスレジン南魚沼
https://www.biomass-resin.com/

 

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