金型クリーニング

面研磨サービス(砥粒流動研磨サービス)

砥粒(とりゅう)流動加工の必要性

金型のご使用の状況によって、成形条件や使用される樹脂や着色剤や添加剤などによって流路内面の状態はさまざまです。マニホールドの異物クリーニングを熱処理工程で行った後に流路内面を内視鏡を使って確認いたします。
確認結果において流路内面が荒れマニホールドに砥粒(とりゅう)流動加工を行いますと、マニホールド流路内面がさらに滑らかな内面を得ることが可能となります。

砥粒流動研磨とは

砥粒流動加工は特殊な研磨工具(メディア:柔らかい研磨材)と機械の組み合わせによる面研磨を行う加工のことです。
この加工技術の特徴は粘弾性キャリアに砥粒を混ぜた研磨工具(メディア)を用いる点にあります。
この研磨工具(メディア)は砥石のように砥粒を結合材で固定したり、あるいはサンドブラストや液体ホーニングのように砥粒を空気又は液体を媒体にして砥粒に運動を与えるものではなく、その中間的存在なります。 研磨工具(メディア)は半固体状の粘弾性樹脂材料を媒体とし、これに砥粒を混ぜたものとなります。 この粘弾性キャリアの特性は外部圧を与えることで圧縮運動し、加工を施す箇所に圧接移動をさせながら表面の、粗さ改善・バリ取り・エッジ部へのR付け等々を容易に行う加工です。

高粘弾性を持ったメディアは乱流を起こさずワークを通過するので内面を均一に仕上げ、公差の精密度を要求される金型仕上げに最適です。
また低粘弾性メディアはメディアを加速させながらワークを通過させるとエッジ加工(バリ取り・R付け)が可能となります。
メディア選定基準としてワークの形状・材質・加工目的によりキャリアの粘弾性、砥粒粒度、及びその粒質の組み合わせの中から選定いたします。

砥粒(とりゅう)流動加工の必要性

  • ・砥粒による微小加工で2次バリの発生がありません。
  • ・加工材料の材質、硬度にほとんど関係なく加工が可能です。
  • ・バリ取り、研磨加工中の加工による熱の発生が非常に低いため、加工物の残留応力、熱ひずみ等の加工変質層を生成しません。
  • ・小物部品であれば、治具の工夫により、複数同時加工が可能です。
  • ・従来の加工では工具の届かない箇所での用途範囲が広がり製品の信頼性、仕上げの均質化が可能となります。
  • ・加工の融通性は治具の工夫と交換によりいろいろな研磨、バリ取りに応用ができ、単一機械としての汎用性が高いです。

適応例

油圧・空圧機器部品、ミシン部品、自動車部品、通信機器部品、原子力部品、電算機器部品、航空部品、各種歯車、織物機械部品、半導体製造機器部品

一般的に金型製作にかかる費用では人件費が占める割合が高いとされています。または、製作過程においてその多くが磨き加工に費やされることもあります。砥粒流動加工は金型製作工程の磨き加工で品質を維持し省人化や省力化に貢献します。

加工の特徴

  1. 1.従来の手加工時間の短縮、直接労働コストの低減。
  2. 2.熟練の研磨技術者が行っていた作業が単純になり、未熟練技術者でも研磨加工が可能。
  3. 3.手作業が機械加工に置き換わるため、信頼性や仕上がりの均一化を保証。
  4. 4.金型の仕上がり面が金属などの流れ方向と同一になり、均一で滑らかな条痕が得られ、金型の寿命と加工される製品の品質が向上。
  5. 5.加工の融通性は治具の考慮で、研磨加工の応用、用途は幅広く、単一機械としての汎用性が高い。

※掲載しました砥粒流動研磨に関する資料につきましては、(株)エクスツルードホーンの許可を得ております。(2012年12月26日)

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